カラテカハウス
シンプルにグレー単色の外観でありながら、その形は変則的である。
人の行き交う南東側から建物を捉えると、まるで二つの箱が折り重なっているかのようにも見える。
玄関外には高い吹き抜けがあり、板張りの軒天がその存在を主張している。
LDKには大きなふたつの掃き出し窓があり、たっぷりとした自然光が差し込む。
家事をしながら家族と目線がつながるように、キッチンの床はスキップフロアになっている。
キッチンの収納棚は扉を閉めるとフラットになり、スタイリッシュな印象に。
家族の集うリビングには、空手キッズの勲章であるメダルや表彰楯が飾れる棚を設けている。
階段下スペースには、かさばりやすい空手道具などをしまえる収納スペースを設置し、プランニング上生じる隙間の有効活用をしている。
家事動線に気を配りつつ、コンパクトな空間を広々と使う工夫により、心地よい空間を演出。
明るく、家族全員がのびのびと暮らせる家が完成した。